過去ログ - 一夏「専用機もちになるということ」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/22(金) 01:08:05.09 ID:m1ZobswT0
一夏「……ん」
一夏「…ここは」
箒「…おきたか」
一夏「箒?」
どこかの病室、ベットの上に横たわる一夏のそばに篠ノ之箒が座っていた。
起き上がった一夏は周囲を見渡し自分の置かれている状況を把握しようと頭を動かし始める。
一夏「そうか…俺負けたのか」
箒「…そうだ」
一夏「ちぇっ、なんだ、担架を切ってやったわりにこのざまとはな、情けないぜ」
箒「そんなことはない…」
一夏「ん?」
一夏は自分の体をに視線を落とす、ISを装備しているとシールドが働き、操縦者の生命を守る仕組みだと説明を受けていた。
だが、今の自分はまるで交通事故でもあったかのように、包帯まみれで痛々しい姿だった。
一夏「授業じゃ安全だって言ってながら実際やると違うもんだな。まっ、これも一つの経験だな」
箒「一夏…」
一夏「なんだよ箒!やけにしおらしいじゃないか?どうしたっていうんだ?」
箒「うっ…」
突然涙を浮かべる箒、どこか自分を責めるように一夏に寄りかかり嗚咽を混じらせ言葉をつむぐ。
一夏は箒が何をしゃべっているのか聞き取れなかった。が、その言葉の端はしからだんだんと少し、異常な事態であるように思えてきた。
一夏は少し体を動かす。そしてそこにあるはずのものがなくなっていることに、ようやく気がついた。
一夏「……おれの…足?」
箒「わだしが…ちゃんと…とめでおけば…すまない…いぢが…」グス
一夏「うそ…だろ?」
一夏の右腿から下にあるはずの足が綺麗に存在を消していた。
試合の後、すぐに医療班にて手術が行われたが、右足には直にレーザーが照射され、組織が壊死、切断を余儀なくされたのである。
一夏「俺が……なんで…」
一夏は自分の右足を眺めてみた。やはりそこにあるはずのものがぽっかりなくなっていた。
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