過去ログ - 上条「安価で暗部の世界を生き残ってみせる」
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727: ◆F4MR2PMJ2M[saga]
2013/11/27(水) 01:16:05.53 ID:Gq9GrQHto
上条「お前たちはずっと前から暗部に？」

心理定規「私は2年位前かしら。今の組織に加入したのは半年前だけど。滝壺は私より古株みたいだけど」

上条「土御門は？」

心理定規「さあ。彼、昔のこと全く話さないから」

上条「そうか……」

心理定規「ねえ、私が取り合ってあげようか？」ﾋﾟﾀｯ

上条「……何を？」

心理定規「あなたを私達の組織に加入させあげるってことよ」

上条「……何を言って……」

心理定規「なら今日見たことを忘れて、平和な日常に戻る？」

上条「そ、それが普通だろ……」

心理定規「……そうね。それが普通なんでしょうね。でも普通なんて人によって基準が違うものじゃない？」

上条「……」

心理定規「私にとってあの場所が日常であって、あなたとこうして過ごしているのが非日常だもの」

上条「お前は俺をどうしたいんだよ？」

心理定規「うーん、私としてはあなたのやりたいことを手助けしているつもりなんだけど」ｸｽｯ

上条「……」

心理定規「本当はあなたを私の手元に置いておきたいのかもね」

上条「俺はお前のものじゃないよ」

心理定規「そんなの知ってるわ」

上条「それに暗部なんて興味本位で堕ちるもんじゃないだろ。お前たちだってそれなりの理由があって……」

心理定規「そうねぇ。なら大儀名分を作ればいいじゃない」

上条「作る？」

心理定規「あなた、今日も以前も言ってくれたわよね？　私が傷つくところを見たくないって」

上条「ああ」

心理定規「それは滝壺も一緒？」

上条「当たり前だ」

心理定規「なら私達を守る為に暗部に堕ちればいいのよ」

上条「……っ！？」

心理定規「私も滝壺も暗部を抜けるつもりはない。まあ、抜けたくても抜けられないのだけど」

上条「……」

心理定規「だから私達を守る為に暗部に堕ちてちょうだい」ﾀﾞｷｯ

上条「…………わかった」

心理定規「ありがとう。流石、私のダーリンね」


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