過去ログ - 比企谷八幡「だれかが風の中で」
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103: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:17:58.16 ID:nvIV677Qo
貴重品をロッカーに入れて、脱衣所に入る。
年配の客が多いように思えた。
浴衣と下着をさっと脱いで、まだ湿ったタオルを手に温泉へと向かう。
掛湯をしてから、身体を洗いに行く。

以下略



104: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:18:55.22 ID:nvIV677Qo
とにもかくにも、つま先からゆっくりと入る。
温度は40度を少しといったところで、前の温泉に比べれば抵抗なく体全体を沈ませることができた。
そのまま、できるかぎり中心部へと段差を降りる。

一番深い場所から2段ほど手前の位置が、八幡の背丈にちょうど合う位置のようで、肩までしっかりと浸かっている。
以下略



105: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:19:49.54 ID:nvIV677Qo
十分に温まった身体を引き上げて、掛湯を行い脱衣所へ戻る。
バスタオルで身体を拭き、ドライヤーで頭を乾かす。

今日一日は随分な時間、湯に浸かっている。
そのうち海月か何かのごとくふやけてしまいそうだなと笑いながら、八幡は湯を後にした。


106: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:21:15.53 ID:nvIV677Qo
精算を終えて外へ出る。
夜風が気持ち良い。
部屋へ戻る前にどこかの店で軽くつまめるものでも買おう。
そう決める。

以下略



107: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:21:54.09 ID:nvIV677Qo
どこから来たのかと問われて素直に千葉と答えれば、随分と遠いところからと驚かれた。
何人で来たのかと問われ、一人旅だと答える。
やはり驚かれる。
旅は気楽な方がいいのだと笑うと、なるほどと納得された。

以下略



108: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/25(月) 22:22:31.29 ID:nvIV677Qo
良い旅を、との言葉を頂いて外を出る。
スマートフォンにて時刻を確認すれば、もう21時を回ろうかという頃合だ。
そろそろ部屋に戻ってゆっくり過ごそうと、八幡の足取りは軽く、宿へ向かっていった。


109: ◆gIYX1xRWqRqj[sage]
2013/11/25(月) 22:26:24.22 ID:nvIV677Qo
本日の投下分は以上となります。
次回は明日の夜にでも、と思いますので、お時間をいただけますのならば、ぜひ、ご覧ください。
ありがとうございました。


110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/25(月) 22:57:28.21 ID:lzWkpzyCo



111: ◆gIYX1xRWqRqj
2013/11/26(火) 21:42:15.24 ID:GZ+s5H0ao
投下したいと思います。


112: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/26(火) 21:42:51.42 ID:GZ+s5H0ao
一通り返事を終えればもう時刻は19時30分を過ぎる頃で、そろそろまた、温泉へ向かうかと思い立つ。
せっかく新調したタオルとバスタオルもあるから、この際に食後の運動も兼ねて、一風呂浴びに外に出かける。

]今度はスマートフォンも持参する。
あの、幻想的な光景を一枚だけでも写しておきたい。


113: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/26(火) 21:43:36.08 ID:GZ+s5H0ao
小川を照らす灯火。
薄ぼんやりとした、ふわりとした暖色が、一定の間隔に置かれている。

遠目にはまるで蛍を思わせるそれらを画面に収め、2、3回シャッターを切る。
風景の一部を確かに切り取ったことを確認して、八幡は歩き出した。
以下略



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