139: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:25:24.36 ID:GBiAvrSLo
風呂に行こう。そう思う。
朝食は7時30分と聞いているから、今から温泉へ行ってさっと湯を浴びて戻れば、ちょうどの頃合だろう。
当然ながらこのあたりの温泉施設はみな、朝風呂にも対応している。
タオルとバスタオルを用意する。
140: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:26:14.38 ID:GBiAvrSLo
夏の匂いが漂ってくる今頃では、この時間帯には既に陽が昇り始めている。
濃紺の空が段々と光に染まっていく様に、小川を照らす暖色の灯火がとてもきれいだ。
この風景も1枚、写真に収める。
どれだけ写真を収めても、実際に見て感じる風景には及ばないかもしれない。
141: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:26:46.84 ID:GBiAvrSLo
しばらく歩き、目的の温泉にたどり着く。
大きめの施設で、広告やら旗やらがひしめき合う外観はむしろ、スーパー銭湯らしくもある。
中に入れば受付の男性がひとり、船を漕いでいる。
一言声をかければ慌てたように飛び起きる。
142: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:27:32.20 ID:GBiAvrSLo
受付を済ませて脱衣所へ向かう。
内観としてはやはり外観の印象に違わず、スーパー銭湯の色が強い。
ゲームコーナー、食事処、床屋まである。
早朝であるからいずれも閉まっているが、なるほどこういうものもあるのかと感心しつつ、脱衣所へ向かう。
143: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:28:21.40 ID:GBiAvrSLo
先例の通り、貴重品はロッカーに入れて脱衣所のロッカーに衣服を放りこむ。
タオルを持って湯に乗り込めば、先だっての2件の温泉地とは趣が違うことに気づく。
湯船がそこかしこに置かれており、ジェットバス風のものやら五右衛門風呂風のものやら、いくつもの種類がある。
いよいよスーパー銭湯だと感心しながら、とりあえず掛湯を行い身体を洗う。
144: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:28:59.30 ID:GBiAvrSLo
さて、とひとまず風呂へ入る。
浴槽は透き通っている。
底は浅く、実際に入ってみれば、胡座をしてようやっと肩まで身が静まるかどうかというくらいである。
温度もさほど高くはない。
145: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:29:33.49 ID:GBiAvrSLo
少ししてから、八幡は浴槽から出た。
掛湯をひとつ行い、次に隣の浴槽、ジェットバスのように水流が勢いよく吹き出す湯に入る。
適当な位置で座れば、ちょうど腰や肩に水流があたる。
少しの痛みとむず痒さが、結果として身体をほぐしてくれる。
146: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/27(水) 21:31:41.29 ID:GBiAvrSLo
むず痒さも慣れれば快楽を生み出してくれる。ツボと言っていいのだろうか、そのような箇所に当てれば、特に心地よい。
結局背中を一通り刺激してたっぷりとした満足を得てから湯を後にした。
設置されている時計を見れば、まだ7時前だ。
体の水分を拭き取り、髪を乾かして、衣服を着る。
147: ◆gIYX1xRWqRqj[sage]
2013/11/27(水) 21:34:51.18 ID:GBiAvrSLo
さしあたり以上となります。
奉仕部関係については「最悪の終わり方をした」という表現のみにとどめております。
今現在の関係がどうなっているのか、そもそもどのような終わり方をしたのかは、お読みくださった方の解釈に委ねたいと思ったからです。
ただまあ、死んだり殺したりはしていないと思います。
その旨、ご了承くださいますようお願い申しあげます。
148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/27(水) 21:35:55.24 ID:JR4mKYsAO
部活の仲間たちとは自分で縁を切ったんかな…
149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/27(水) 21:53:58.32 ID:Uyqib74F0
8巻後の設定なら有り得るな
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