過去ログ - 比企谷八幡「だれかが風の中で」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/22(金) 20:28:46.50 ID:696I/mA60



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 21:06:34.96 ID:YjoWuPIfo

なんか文学小説を読んでるみたいだ


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 21:39:07.89 ID:GcsyUhk30
おいおい上条恒彦か


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 21:43:21.91 ID:zPRATxOXo

こういうのもイイね


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 21:48:50.25 ID:ieF/064Ao
おお、素晴らしい
期待


37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/22(金) 23:45:51.38 ID:FqZ4vAys0
おお、新鮮だ
文章も読みやすいし、続きが楽しみ


38: ◆gIYX1xRWqRqj
2013/11/23(土) 09:06:31.09 ID:JgZ6mPRCo
投下したいと思います。


39: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 09:07:54.28 ID:JgZ6mPRCo
仮宿の部屋に戻ると、すぐに浴衣を引っ張り出す。
丁寧に畳まれたそれを広げれば、青と水色で彩られた、見た目にも涼しげな一品だとわかる。
袖を通し、帯を巻く。薄い生地が心地よい肌触りを生み出し、体をやさしく包んでいるようにも思えた。

時計を見る。12時40分をすこし回ったところだ。
以下略



40: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 09:08:41.52 ID:JgZ6mPRCo
今回はきまぐれを起こしたようで、八幡はメールを打ち出した。
高校時代からなんだかんだと親交のある者たちを宛先に載せていく。

今でもよく小説の出来をみてやる中二病の肥満体に、この世の善を結集させたような天使。
気が強いかと思えば意外にこちらを立ててくる不良娘と、最近ようやくその存在を認めてやっても良いくらいには思えるようになった不良娘の弟。
以下略



41: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 09:09:53.83 ID:JgZ6mPRCo
ともかくもそういった連中にまとめて、現在地と妹にも送った写真を添付し、土産が欲しいなら返事するようにと打ち込む。
あまり高価なものを頼んだらその辺の葉っぱを毛虫でも添えてお見舞いするぞ、と釘を差すことを忘れずに文章を作成して、送信する。
温泉を巡って戻った頃には一通り返信もあるだろう。なければないで、女神と天使にありったけ注ぎ込むだけである。

そうこうしているうちに13時もしばらく経過している。
以下略



42: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 09:10:52.33 ID:JgZ6mPRCo
スマートフォンは部屋に置いていく。
こういった時くらい、文明の利器から離れて過ごしてみても良いと思えたから、というわけではない。
おそらくは先ほどメールを送った数人の中の、特に面倒くさい2、3人の相手などしていてはとても湯治どころではないからという理由の方が大きいだろう。
平日だから早々返事は来るまいと油断していると、怒涛の攻勢に遭う。経験上八幡はそのことをわかっていた。

以下略



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