過去ログ - 比企谷八幡「だれかが風の中で」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/23(土) 22:04:20.11 ID:XqG5bykY0
おつです。たまの一人旅ってのはいいもんだよな


52: ◆gIYX1xRWqRqj
2013/11/23(土) 22:05:58.54 ID:JgZ6mPRCo
投下したいと思います。


53: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:06:44.84 ID:JgZ6mPRCo
その瞬間、熱気が体を叩く。
白く立ち込める湯気が視界を染める。
少しすれば湯気にも慣れ、温泉の全貌が見えてきた。

大きな湯船がひとつ、白く濁った湯で満たされている。
以下略



54: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:07:56.11 ID:JgZ6mPRCo
まずは掛湯を被り、八幡は体を洗いに向かった。
椅子に腰掛けて桶に湯を張る。
その中にタオルを入れて水分を吸わせ、その間に備え付けのシャワーで頭から湯を浴びる。
すこし痛いくらいの熱さが逆に気持ち良い。

以下略



55: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:09:19.54 ID:JgZ6mPRCo
隅々まで行き届いたなら、今度は手にシャンプーをつける。
最初は髪にやさしくなじませ、次第に指の腹で指圧するように力を徐々にいれ、揉みほぐすように指先を動かす。
程よい刺激が頭に良いと聞いてのことであるが、なるほどこれは気持ち良い。
頭と体を覆う泡をまとめて湯で流せば、老廃物や汚れを落としたきれいな身を実感する。

以下略



56: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:10:07.70 ID:JgZ6mPRCo
白い湯船に足先を浸ける。熱い。
近くの温度計を見れば、50度近い。
江戸生まれではない八幡にはすこし堪えるが、そこは無意味に意地を見せ、一息に、しかしゆっくりと入っていく。

それほど深くはない湯船のようで、立ったままだと腰辺りまでが湯に浸かる。
以下略



57: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:10:56.44 ID:JgZ6mPRCo
タオルを頭の上に乗せて、周囲を見る。
先ほどの八幡と同じように熱さに耐えながら、身体を湯に浸す者も多い。
随分長く入っているのか、目をつぶって静かに佇んでいる人もいる。
それに倣い、八幡も目を閉じる。

以下略



58: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:12:07.80 ID:JgZ6mPRCo
芯から温まった身体を湯から引き上げて、掛湯を被る。
もう少し入っていようかと思ったが、のぼせてしまうのも良くない。
他にも温泉はあるので、適度なところで切り上げようと考えたのだ。

脱衣所へ戻る前に、タオルで最低限身体を拭く。
以下略



59: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:12:59.09 ID:JgZ6mPRCo
貴重品ロッカーから財布を回収し、脱衣所を出る。

施設内の時計を見れば、もうじきに15時になるところだ。
夕飯は18時だと聞いているので、あと3時間は暇があることになる。

以下略



60: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:14:07.31 ID:JgZ6mPRCo
そういえば、とマッサージチェアを見る。
湯に入る前に、後で試してみようなどと考えていた。
相変わらず賑わってはいるが、いくつか空いているのが見えたので、せっかくだから座ることにした。

大きめのマッサージチェアに腰を下ろし、背を預ける。
以下略



61: ◆gIYX1xRWqRqj[saga]
2013/11/23(土) 22:15:18.47 ID:JgZ6mPRCo
もう少し強めだと良い塩梅だと、設定を中にする。
今度は腰周りの駆動部も同時に動かせば、背中全体が強すぎず弱すぎずの絶妙な刺激に喜ぶ。
すねあたりも動かせば、まさに極楽といった心地である。

温まって緩んだ身体をさらにほぐされる快楽に耐え切ることができず、八幡を睡魔が襲う。
以下略



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