過去ログ - 碇シンジの日常
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134: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/04/20(日) 16:12:03.74 ID:sHZqfuKZ0
いつだったか、スイカ畑で加持はシンジと語り合った事がある。

「君は……貧乳は好きかい?」

シンジは少しだけ目を伏せた。彼は巨乳好きだったからだ。

「……それほど好きではないです」

加持は草むしりの手を止めて、シンジに真剣な眼差しを向けた。

「シンジ君、貧乳はいいぞ。貧乳は疲れた男の心を慰めてくれる。俺も若い頃は君と同じで巨乳派だった。だが、歳を重ねる毎に貧乳の良さに気付くようになった。つるぺたというのはただそれだけで素晴らしいんだ」

そう言うと、加持は目の前のスイカに優しく触れた。

「俺の経験によると、これぐらいの大きさがパイズリにはベストだ。だが、貧乳には乳首ぴったんという技がある。わかるかい、シンジ君?」

それから彼はお気に入りのヘルス嬢の乳首を生かした様々なテクニックの事について語り始めたので、シンジはそれを熱心にメモを取りながら聞いた。

「貧乳は世界を救う。俺はそう信じている」

加持もまた熱心に語る。

「巨乳には巨乳の良さがある。だが、貧乳には決して叶わないと俺は思っている。貧乳には脂肪の代わりに男の夢が詰まっているんだ。小さいから、と言って恥ずかしそうに胸を隠す女性の姿を見て、君も何かを感じるだろう? それがロマンだ。貧乳にはそれだけの力がある。もしも世界中の女性が貧乳だったとしたら、この世から戦争がなくなるなんて君は信じられるかい?」

「……なくなるんですか?」

「ああ、間違いなくな」

加持はそう断言した。

「貧乳は愛と平和の象徴なんだ。俺はこの真実に辿り着くまで三十年もかかってしまった。だが、シンジ君。君にはそうなって欲しくはないんだ。これは俺の本心だ」

シンジは少しためらったが、結局こう答えた。

「だけど、僕……。それでも巨乳が好きなんです」

「そうか……。だが、君にもその内わかるようになるさ」

加持は納得したように優しくそう言うと、「すまなかったな、付き合わせて」とシンジにお勧めのAVを数本渡してそれから家まで送った。

もちろん女優は全員貧乳だった。

しかし、その中にはSMものもあったので、シンジはそれを歓喜して受け取った。

帰り際、「葛城には内緒だぞ」と加持はイタズラっ子のように笑い、シンジは「大丈夫です」と嬉しそうにうなずいて、夕闇へと消え去っていく加持の車に向かっていつまでも手を振り続けた。


ミサトの事は全く話題に上がらなかった。


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