過去ログ - 碇シンジの日常
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154: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2014/05/16(金) 23:36:55.98 ID:c9dERRDL0
さて、シンクロテストが終わり、レイが着替えを終えて更衣室から出ると、廊下で待っていたのかすぐさまシンジが声をかけた。

「綾波。その……」

「……何?」

「えと……綾波ってさ。確か……一人暮らしだったよね?」

「ええ」

「うん……」

これは質問ではなく確認だった。そして、その後をシンジはなかなか続けようとしない。

「……碇君、何?」

しばらく経ってからレイが改めて尋ねた。その間、ずっと言いにくそうにしていたシンジだが、更衣室からアスカとマリが出てきそうな雰囲気を感じ取ったのか、緊張した面持ちで口を開いた。

「あの……今度遊びに行ってもいいかなって、そう思って……。それが聞きたくて……。だから……」

「……碇君が、私の家に?」

「うん……」

自信なさげに、小さく頷くシンジ。

「あ、嫌ならいいんだ。ちょっと聞いてみたかっただけだし、別に無理する必要もないから。だから、その……」

「いいわ。……来て」

「え?」

「来て……。そう言ったの」

「あ、あの、本当にいいの、綾波?」

「ええ」

そう言った後、レイは思い出したかの様に訂正した。

「来なさい、童貞野郎」

「はい!///」

シンジにとっての春が到来した。


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