38: ◆Q2Rh6LUPmsVj[saga]
2013/11/29(金) 22:21:32.91 ID:Ix9Gqc1z0
「おーい、碇ー」
ふと、後ろから声がした。
二人が振り返ると、そこにはこちらに駆け寄ってくるケンスケとトウジの姿があった。
シンジは「二人とも、おはよう」と軽く手を振り、アスカはあからさまに中で舌打ちをした。
シンジは聞こえなかったふりをして、二人を待った。
「おはよう。碇」
「おはようさん。センセ。今日も相変わらず仲がええなあ」
「誰がよ!//」
「そうかな? よくわからないけど……」
「むー……///」
トウジのからかいも、アスカの照れ隠しも毎度の事である。四人はほとんどテンプレとも言える挨拶を交わすと、並んで学校へと向かった。
同じ時刻、同じ場所、同じ学舎へと向かう彼らだったが、何故かその格好は全員がバラバラだった。
一人は女子の制服に猫の頭。
一人は全裸に猫の体。
一人は普通の男子の制服。
一人は普通の女子の制服を着ていた。
全員が全員とも、互いの格好に対し何も言わなかった。
その光景にも、もう慣れたものだった。
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