10: ◆vMrM7btFzA[saga]
2013/11/22(金) 18:52:38.68 ID:fx8HGgWAO
「全く、君も変わっているね。こんな街に居座り続けるなんて」
唐突に現れたそれは、ぼやきながら私の隣に腰を下ろした。
私は溜め息を吐いて、パンを一欠片千切り与えてやる。
「アナタこそ、私なんて放っておいて他の場所に行けばいいじゃない、インキュベーター」
「そんなの、とんでもないよ。君は今居る魔法少女の中でも、相当エネルギー回収に貢献して居るんだから」
「そう。……まあ好きにしなさい」
パンの残りを口に放り込み、沈んでゆく夕日をぼんやりと眺める。
もう直ぐ、夜が来る。
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