17: ◆vMrM7btFzA[saga]
2013/11/22(金) 19:01:24.98 ID:fx8HGgWAO
「それで、どうしよっか。様子でも見に行ってみる?」
「今はまだ、行かなくてもいいと思うわ」
私が首を横に振ると、佐倉さんは少し意外そうに目を丸くした。
「てっきりマミの方から行こうって言うかと思ってたよ」
「本当は行きたいわ。でも、今は暁美さんを信じていましょ。それに大変な時は、きっと私達の事呼んでくれるもの」
「ん、そっか。まあアイツの事だから、アタシはそんな心配してないしね。それにまだ一ヶ月しか経ってないし」
そう言うと佐倉さんは気の抜けた様子で床にごろんと転がった。
机の向こう側からスナック菓子を頬張る音が聞こえてくる。
そんな佐倉さんをだらしないと思いながら、私も仰向けに横たわった。
暁美さんは大丈夫。
祈るように、心の中で呟いた。
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