2: ◆vMrM7btFzA[saga]
2013/11/22(金) 18:43:01.06 ID:fx8HGgWAO
「本当に、暁美さんは一緒に行かないの?」
巴マミは心配そうな表情をして言った。
その隣で林檎を齧っている佐倉杏子も、無関心を装っている様で実は私の事を気にかけてくれているのが分かる。
そんな二人の優しさに気付きながら、それでも私は首を横に振った。
「私はこの場所に残るわ」
「でも、見滝原にはもう誰も居なくなっちゃうのよ?」
彼女の言う通り、ここ見滝原の住民は一部の人間を除いて全ての人が避難を完了している。
それはこの街の魔獣の出現量が異常なまでに増大し、相当数の一般人が被害にあった為だった。
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