30: ◆vMrM7btFzA[saga]
2013/11/22(金) 21:03:05.96 ID:fx8HGgWAO
「まどか、まどか、まどかッ!!」
血が付くのもお構い無しに、私は両手で顔を覆った。
突き出た骨が頬を切ったが、私は叫び続けた。
私はこんなにもアナタに会いたいのに、どうして来てくれないの?
アナタはずっと傍に居るんじゃないの?
このままじゃ、私は折れてしまう。
アナタの存在を信じられなくなってしまう。
巴マミと佐倉杏子に、私はすがり付きたかった。
でもそうしてしまったら、鹿目まどか≠ヘ私の幻想でしかなくなってしまう事を、私は理解していた。
二人に会いたいと思ってしまう自分を罰する事で、私は鹿目まどかの存在を繋ぎ止めていた。
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