71: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 15:55:46.30 ID:awY+qwsco
といったように、生徒のしたい事を実現できるよう、新部の創設が容易となっており、
とりあえず部室と顧問が確保できて、
放課後に集まって何かしら活動して入ればいい、と言うなんとも緩い規則なのである。
小梅の所属しているオカルト部もその一端である。部長は確か…
72: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 15:58:41.75 ID:awY+qwsco
ノックをしても反応がないので今日は休みか、と思ったが鍵はかかってない。
一応「失礼します」とだけ述べて中に入る。
おかしい。人の気配はするのに、
誰も居ないように見える。
73: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:00:10.38 ID:awY+qwsco
ガタッと何かがぶつかる音がして、机の上の積まれた教材が一部崩れる。
身構え、周囲を見渡すも、特に変化はない…おや?
「あ、あの…ココに居ますけどー…」
74: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:01:09.12 ID:awY+qwsco
片方の声の主は、どうやら部長さんのようだった。
星輝子さん。3年生で、美術科選択だとか。
キノコの鉢をもって現れたけど気にしないほうがいいだろう。
何か親近感を感じるなーと思ったら、
75: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:02:39.82 ID:awY+qwsco
「小梅…、いや、白坂さんは今日は居ないんですか?」
「うめちゃんは…今日はレッスンだから休み…フヒッ」
レッスン?何か習い事をしているのだろうか。
脳裏に引っかかるものがあったが、
76: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:03:38.58 ID:awY+qwsco
もう一人は奥側の机の下に隠れたままのようだ。
よく見れば机の手前に最近流行りの少女漫画が積んである。
出てこないのかな、と思ったが、
77: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:05:43.46 ID:awY+qwsco
輝子さんに退室を告げると、
「梅ちゃんの友達なら・・・私のトモダチにもぜひ・・・」
といって、
お近づきの印にと、どこからかエリンギのようなものを持ってきて差し出して来た。
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/24(日) 16:21:19.48 ID:FtOuJUbGo
なんて逸材揃いの部活なんだ……!
79: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:51:52.31 ID:awY+qwsco
9.
次の日の昼。
小梅との昼食の最中に、詳細は伏せつつも
「星先輩と仲良くなったよ」とだけ伝えてみる。
80: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:53:19.40 ID:awY+qwsco
カッコイイとは、果たして。
星先輩も小梅と同じように"ギャップのある"キャラなんだろうか。
類は友を呼ぶ、というやつだろうか?
「うめちゃんって呼ばれてるんだね。昔から知り合いだった?」
81: ◆pdkDwyOMVs[saga]
2013/11/24(日) 16:54:47.18 ID:awY+qwsco
同時に、〈事務所〉というワードがまた何か引っかかった。
わかりそうで何もわからない。
喉元で止まっているかのように、消化不良。
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