過去ログ - 苗木「キミの欲しいものって、何かな?」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/23(土) 22:27:11.80 ID:uZGHtcm0o

先ほどと同じ、彼女の告白。
心なしか今度は、一つ一つの言葉に力が篭っているようだった。
けれど、その言葉を受け取った苗木には、彼女の意図が分からなかった。

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:28:22.40 ID:uZGHtcm0o

だからこそ、苗木誠にはセレスの意図がわからない。

苗木の全てが欲しい、という言葉を額面通り受け取るならば、それは愛の告白に他ならない。
しかし、相手は嘘と駆け引きを最も得意とする"超高校級のギャンブラー"なのだ。
以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:29:41.40 ID:uZGHtcm0o

あるいは、彼女がよく雑用を押し付けている山田一二三のような、便利な付き人としての苗木誠が欲しいと意味なのだろうか。
実際、苗木は以前、彼女の下僕――ナイトになる権利を与えられていたし、もしそうだとしたら今は断るべきだろう、と苗木は思う。

苗木「いや、ちゃんと聞こえてるよ! だからそれってどういう…」
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:30:50.60 ID:uZGHtcm0o

よろしいですか、と妖艶な笑みを浮かべながら、苗木に近寄ってくるセレス。
色鮮やかな唇の紅が、陶器のような白く美しい肌とコントラストを成す。
彼女の仕草のひとつひとつが、まるで芸術品のような人を惹きつける魔力を持っていた。
思わず息を飲む苗木。
以下略



24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:32:19.63 ID:uZGHtcm0o

けれど、セレスは勘の悪い眼前の男を、小馬鹿にしたように言ってのける。

セレス「あら…苗木君ともあろう御方が、おわかりでないのですか?」

以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:33:41.29 ID:uZGHtcm0o

セレス「はあ……か弱い乙女の口から、そのような事を語らせるなんて…苗木君は鬼畜ですわ」

苗木「き、鬼畜って…」

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:35:16.01 ID:uZGHtcm0o

聞こえたのは、掠れるような小さな声。
見えたのは、目を瞑り、小さな身体を震わせる少女の姿。
それはセレスティア・ルーデンベルクが見せた、乙女の恥じらいであったと、この時の苗木は気づいていない。

以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:37:15.37 ID:uZGHtcm0o

今度は、苗木の耳にもしっかりと届く声だった。
絞り出すような、けれど、心の篭った、覇気のある声。

セレス「…わたくしは、好いておりますわ……苗木君、あなたの事を」
以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:38:11.45 ID:uZGHtcm0o

恥じらう乙女の姿に、"超高校級の鈍感"な苗木にも、ようやくセレスの"想い"が理解できたらしい。

苗木「それって、もしかして……プロポーズ――」

以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:38:48.72 ID:uZGHtcm0o

それは、いざプロポーズという言葉を口に出された事への、彼女なりの照れ隠しだったのかもしれない。
取り乱した彼女は、すぐに我に帰るものの、そこにはいつもの毅然とした"超高校級のギャンブラー"の姿はなく、しどろもどろな少女がいた。

セレス「あっ……ご、ごめんなさい……あの…だから………その……えっと……」
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/23(土) 22:41:08.24 ID:uZGHtcm0o

セレス「えっ!?」

それは、セレスにとっては予想外だったらしく、いまだかつて見せたことがないほど、彼女は驚いていた。

以下略



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