63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/11/24(日) 17:38:13.89 ID:W/HWfb5o0
アンク「はっ、やれるもんならやってみるんだな」
ヤミー「では、そうさせてもらう!」
伸びてきた右手から身をかわしながらアンクは大きく後ずさった。
今の動きから推測するに、このヤミーの右手に触れなければ問題はないだろう。
直線的な道路と、そこに散らばる街路樹やベンチ。それをどう利用して逃げ切るか思考するが、名案は浮かばない。
しばらくすればヤミーの気配に映司が気付く可能性もあるが……難しいところだ。
ヤミー「ゆっくり考えている暇があるのか?」
アンク「チッ……」
せめて本来の力の半分でも使えれば……そう思わずにはいられない。
しかしないものねだりをしても意味はない。現在の手札で如何にこの状況を切り抜けるか。
ヤミーが突き出した右手を避けながら、ベンチの背に手をついて飛び越し、少しでも距離を取ろうと駆けだした。
その背中に、悲鳴が届いた。
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