過去ログ - 舞園「リセットしましょう」
1- 20
174:舞園「×××××××××」  ◆P7wTWfu4wDoL[saga]
2013/11/26(火) 01:26:25.03 ID:k153DsmR0
その光景を見ていると、とっても幸せで……思わず涙が出てきます。
まるでこれが現実のように思えてきたから。
私は誰かに泣きつきたくなりました。
誰かに全てを打ち明けて……私の悩みを知って欲しくなったんです。

だけど、それをするとこの楽しい夢が崩れてしまいそうで……。
私はひとりそれを抱えたまま、この世界の住人であり続けました。

「ま、舞園さん、一緒に朝ごはんを食べようよ!」

だけど、そんな私に対して苗木君が声をかけてきました。
この世界では、私は彼の助手ではありません。
石丸君に自己紹介を遮られたので、中学時代から苗木君を知っていたとも伝えていません。
鶴の話もまだしていません。
あくまでも仲間のひとりであったはずです。

だけど、私のおかしな様子に気づいたのか、気づいていないのか……、急に苗木君は私と朝食を一緒に取りたいと言ってくれたんです。
苗木君にしては少々強引でした。

ちょっといぶかしげに私は苗木君の様子を見ましたが……。

「舞園さんと一緒に食事ができて嬉しいな! 誘ってよかった!」

結局、苗木君はいつもどおりのちょっとお人好しで前向きな苗木君でした。

その懐かしい姿を見ていたら……、私は幸せな夢の中なのに……さらに悩み始めてしまいました。
今、幸せだけど……私が近付き過ぎたら……また歯車が狂ってしまうんじゃないかと急に怖くなったんです。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
195Res/213.28 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice