過去ログ - 小路綾「カプグラ・シンドローム」
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2013/12/10(火) 20:06:16.17 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「アヤヤのことで、なにか分かりマシタか?」 
  
 陽子「いや、特に」 
  
 カレン「そうデスか……」 
104: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:10:20.32 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「ヨーコ……」 
  
 陽子「ごめんね、変な話しちゃって」 
  
 カレン「……うぇえ……」 
105: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:21:27.88 ID:t1GQ9zeAo
 〜放課後〜 
  
 綾「カレン、最近しのとアリスとなにかあった?」 
  
 カレン「え!? な、なにもないデスよ」 
106: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:29:06.73 ID:t1GQ9zeAo
 『私の言った通りだったな』 
  
 綾(なんで分かったのよ。確かにちょっと様子がいつもと違うとは思ったけど) 
  
 『いや、なんていうかさ……勘?』 
107: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:33:34.14 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「あの二人が付き合い始めてから、私はまるで相手にされなくなりマシタ」 
  
 カレン「悲しいデス……寂しいデス」 
  
 カレン「どうして……ねえアヤヤ、どうしてなんデスか!」 
108: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:40:19.84 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「……?」 
  
 綾「あなたの好きな人と、ずっと楽しい時間を過ごせる魔法」 
  
 カレン「……」 
109: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:49:17.10 ID:t1GQ9zeAo
 〜次の日、カレンの家〜 
  
 綾「やり方は簡単。まず、あなたが一緒に居たいと思う人を想像して。架空の人物でも、実際の人でも構わないわ」 
  
 カレン「ハ、ハイ」 
110: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 20:51:53.60 ID:t1GQ9zeAo
 綾「その人の性格、癖、体つき、細かなこだわり、と、思いつく限りすべてのことをイメージするのよ」 
  
 綾「じゃあまずこの私が持ってきた人形を使って、その人の体を投影してみるところから始めよっか」 
  
 カレン「うーん……」 
111: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 21:04:01.58 ID:t1GQ9zeAo
 綾「会話するところから始めてみよっか」 
  
 綾「まず、話しかけてみるのよ。こんにちはって」 
  
 綾「想像でもいいけど、出来るだけ声に出した方がいいわ」 
112: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 21:07:43.54 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「アヤヤ、アヤヤはその、タルパを作れてるんデスよね」 
  
 綾「ええ、そうよ」 
  
 カレン「お話してて楽しいデスか?」 
113: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/10(火) 21:11:27.88 ID:t1GQ9zeAo
 カレン「タルパのことはどこで知ったんデスか」 
  
 綾「なんか刑事が尋問してるみたいね。――まあいいわ。たまたま見たちょっとアングラ系の雑誌でね……」 
  
 カレン「……タルパとお話するのと、私たちとお話するの、どっちが楽しいデスか?」 
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