過去ログ - 小路綾「カプグラ・シンドローム」
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127: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:07:15.01 ID:Ic1lGiXQo
 綾(――キス、しちゃった) 
  
 綾(うん。これでいいのよ) 
  
 綾(これで当たり前。あのにせものの陽子も、幸せでしょうね) 
128: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:10:51.25 ID:Ic1lGiXQo
 綾(陽子が男の頬を、張った――) 
  
 綾(陽子が――ほんものの陽子で――) 
  
 綾「いや、嫌ぁぁーー!!!!」 
129: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:22:36.80 ID:Ic1lGiXQo
 綾(嫌、そんなの嘘、嘘よ――) 
  
 綾(陽子、あの陽子は、にせものなんだもの) 
  
 綾(そんなはずはない、無いのよ――) 
130: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:27:28.95 ID:Ic1lGiXQo
 〜綾の家〜 
  
 綾(どうして、どうして……) 
  
 綾(いやだいやだいやだいやだいやだ、そんなの嫌――) 
131: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:32:38.41 ID:Ic1lGiXQo
 『おいちょっと、綾、どうしたんだ』 
  
 綾「話しかけないで……」 
  
 『どうしたんだよ!?』 
132: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 21:53:40.65 ID:Ic1lGiXQo
 『……』 
  
 綾「消えろ、消えろ、消えろ――」 
  
 『……わかったよ、じゃあな』 
133: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 22:02:26.83 ID:Ic1lGiXQo
 綾母「綾ー、そんなに叫んでどうしたの?」 
  
 綾「いや、なんでもないわ」 
  
 綾母「ご飯出来たわよ」 
134: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 22:09:10.76 ID:Ic1lGiXQo
 綾(……どうして?) 
  
 綾(体が、体が寒くてたまらないの――) 
  
 綾(誰か、誰か私を温めて――) 
135: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 22:17:47.84 ID:Ic1lGiXQo
 〜次の金曜日〜 
  
 陽子「はぁ……」パチパチ 
  
 アリス「陽子、メール?」 
136: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 22:24:36.07 ID:Ic1lGiXQo
 〜放課後〜 
  
 アリス「シノー、帰ろ?」 
  
 忍「はいー」 
137: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/11(水) 22:29:25.99 ID:Ic1lGiXQo
 アリス(カレン、もしかして毎日――) 
  
 アリス(毎日、アヤの家に通って、様子を見に行ってるの――?) 
  
 アリス(どうして、そこまでしてあげるのかな?) 
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