過去ログ - 小路綾「カプグラ・シンドローム」
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192: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 19:59:50.96 ID:rgMhFbg3o
綾「そうして、私はタルパを作った」

綾「この世からいなくなってしまった本物の陽子を、私が作りだすつもりだった」

綾「けれど、それはにせものだと気付いた」
以下略



193: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:02:51.79 ID:rgMhFbg3o
綾「私はにせものの陽子と、それはそれは楽しい時間を過ごしたわ」

綾「甘い甘い……至福の時を」

綾「だから、……いや、それだけに、私がこれまでうつつを抜かしていたのがにせものだったと気付いたとき、私は虚無感を抱いた」
以下略



194: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:30:00.25 ID:rgMhFbg3o
綾「陽子! 陽子!! 私を嫌うのよ!! 私はあなたを盗聴した変質者、あなたを裏切った薄情者よ!」

陽子「……やだ」

綾「ねえ、陽子!! ほら、見て!」
以下略



195: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:34:47.28 ID:rgMhFbg3o
綾「陽子……」

陽子「私、綾を突き放したりなんてできないよ……」

陽子「だって……私、綾のこと好きだもん」
以下略



196: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:37:25.24 ID:rgMhFbg3o
陽子「あっ、そろそろ学校行かないと遅刻するよ」

陽子「ほら、急いで急いで」

綾「あ、あの……」
以下略



197: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:42:20.38 ID:rgMhFbg3o
〜学校、授業中〜

綾(陽子の、あの言葉――)

――私、綾のこと好きだもん――
以下略



198: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:44:54.83 ID:rgMhFbg3o
綾(信じても、いいの――?)



199: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:46:55.79 ID:rgMhFbg3o
〜昼休み〜

カレン「……」

カレン「アヤヤ」
以下略



200: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:49:37.72 ID:rgMhFbg3o
カレン「これで、いいのデス」

……

アリス「カレン……カレン!」
以下略



201: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:53:40.90 ID:rgMhFbg3o
カレン「ふぇ……」

忍「私とアリス、二人で編んだんですよ!」

カレン「アリスー、アリスー!」ギュッ
以下略



202: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/13(金) 20:56:34.07 ID:rgMhFbg3o
アリス「カレン、私ちゃんと見てたよ」

アリス「カレンがアヤのために一生懸命になってるところ」

カレン「アリス……感謝しても、しきれマセン」ギュー
以下略



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