271: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:51:31.78 ID:k3TTIpSFo
さやか「……前々から思ってたんだけど、その食べたグリーフシードはどこに行くのさ」
さやか「あんたの中に詰まってるわけでもなさそうだし」
QB「そうだね…詳しく話してもきっとわからないだろうから簡潔に言うと、別の場所に転送されてるんだよ」
272: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:52:09.74 ID:k3TTIpSFo
私の知っているインキュベーターと比べると、この時間の奴は多少は友好的に思える
だが、どこまで行っても奴らはインキュベーター。自身の都合と利益の為ならこちらを利用するような連中だ
あの態度の裏に何が隠されているかわからない。特に魔法少女に関したことは……
273: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:52:38.73 ID:k3TTIpSFo
ほむら「……えぇ。だからもう切り上げてもらっても大丈夫よ」
ほむら「ありがとう、まどか。それじゃ、またね」
マミ「暁美さん、終わった?」
274: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:53:05.86 ID:k3TTIpSFo
――――――
ほむら「……さやか、ちょっといいかしら」
さやか「うん?何?」
275: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:53:34.55 ID:k3TTIpSFo
さやか「……マミさんとほむらには話しておこうかな。えっと……」
さやか「昨日…あのあと、恭介の家まで行って…恭介とちょっと外に出たんだ」
さやか「それで…恭介に告白したんだ。あたしと付き合ってください、って」
276: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:54:09.46 ID:k3TTIpSFo
そう言いかけたところで、さやかの顔が青ざめていく
さやかの視線の先を見ると、そこには
上条恭介と、彼に寄り添って歩く志筑仁美の姿があった
277: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:54:37.17 ID:k3TTIpSFo
さやか(ねぇ、恭介…やっぱり、あたしなんかより…仁美の方がいいの……?)
さやか(あたし…ずっと恭介を想って…お見舞いに行ってたんだよ……)
さやか(見返りを求めないって…バイオリンが聴ければ十分だって言ったけど…やっぱり、あたしは……!)
278: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:55:04.12 ID:k3TTIpSFo
そう言うと、さやかは走り去ってしまった
好きな人に告白を断られ、その直後に別の誰かと一緒にいるところを見てしまったのだ。無理もない
ただ、こればかりは私は何も言えない。誰かに恋したことのない私には……
279: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:55:37.07 ID:k3TTIpSFo
マミ「え、でも美樹さんは……」
ほむら「さやかも帰ると言っていたし…家に帰ったのよ。……私たちから逃げ回るつもりもないでしょうし」
ほむら「……それに、私たちが何か口添えしても…最終的にはさやか自身がどうにかしなければならない問題だと思うわ」
280: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:56:11.33 ID:k3TTIpSFo
本来なら、さやかの魔女化だけは絶対に阻止しなければならない問題だった
だが、この時間は魔女になることはない。……インキュベーターの話を信じればの話だが
奴らの性質が変わっていないのだとしたら、絶対に何かを隠している
281: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/02(月) 22:56:42.43 ID:k3TTIpSFo
今回はここまで
読んで下さってる方、ありがとうございます
次回投下は3日夜を予定しています
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