375: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 22:58:51.72 ID:9GuEYwi/o
――マミの家――
QB「……さて。暁美ほむら、君は僕に何を訊きたいんだい?」
インキュベーターが隠している、ソウルジェムの真実。今までの時間と違う以上、どんな話が飛び出して来るかわからない
376: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:00:17.27 ID:9GuEYwi/o
QB「まず何から話そうか…そうだね、さやかの身に何が起こったか。そこから話そう」
QB「さっきも言った通り、もうひとりの自分が現れ、巨大な魔女となって襲ってきた。これは間違いなく魔女の暴走によるものだ」
ほむら「そもそも、魔女の暴走とは一体何なの……?」
377: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:03:00.34 ID:9GuEYwi/o
QB「ソウルジェムが濁りきったとき、もうひとりの自分は自分の影として姿を現す。そして、自分の心の奥底にあるものを、最大級に誇張して君たちを責め立てる」
QB「その自分を認め、受け入れることができれば、再び君たちの中へと戻る。でも、君たち人間はそう簡単にそれができないんだろう?」
QB「それに耐えられなくなり、自分で自分を否定したが最後。君たちの影は魔女として暴走する」
378: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:04:22.78 ID:9GuEYwi/o
マミ「……だけど美樹さんの魔女を倒したら、また元に戻っていったわ。あれはどういうこと?」
QB「君たち本人が生きていると、影はその宿主に引き寄せられる。多分、その魔女はさやかを狙っていたと思うけど」
杏子「そう言われりゃ確かに……」
379: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:05:02.07 ID:9GuEYwi/o
ソウルジェムが濁るともうひとりの自分の制御が不完全になり、自分の中から現れる
その自分を認めることができなければ魔女となり、暴走する…ということか
だが、もうひとりの自分はどうして魔女の姿をしているのか、聞いていない
380: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:05:43.75 ID:9GuEYwi/o
まどか「……きっと、同じような存在…だから」
ほむら「まどか……?」
まどか「わたし…魔法少女じゃないからよくはわからないけど……」
381: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:06:45.55 ID:9GuEYwi/o
マミ「待って…じゃあどうして、その魔女が私たちの中に存在しているの……?」
QB「どうして?それは君たちがそうなることを望んだからだよ」
マミ「私たちが…望んで……?」
382: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:09:52.81 ID:9GuEYwi/o
QB「だけど本当に惜しいことをしたよ。さやかがあそこで死んでくれていれば、暴走したさやかの魔女は真の魔女として覚醒していたのに……」
杏子「真の魔女の覚醒…オイ、それって……」
QB「君たちが戦っている魔女、アレになるってことだよ。真の魔女として覚醒した瞬間、もうひとりの自分が内包した感情は大きなエネルギーに昇華する」
383: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:10:51.19 ID:9GuEYwi/o
さやか「あたしたちの…感情……」
QB「そう。とりわけ、君たちのような少女の感情は大きなエネルギーとなるんだ」
QB「人間は願いがひとつ叶うと言われれば、大抵の人は何かしら願うことがあるものなんだろう?」
384: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:11:38.95 ID:9GuEYwi/o
さやか「あんたに何がわかるってのよ!?人の心を…何だと思ってんのよ!」
QB「本人でさえ自覚できていないもうひとつの人格を利用させてもらっただけじゃないか。何を怒っているんだい?わけがわからないよ」
杏子「それじゃ何か……?アタシたちはテメェらのために魔法少女になったってワケか……?」
385: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/05(木) 23:12:40.32 ID:9GuEYwi/o
QB「僕は言ったはずだよね。その願いは魂を差し出すに値するかい?って」
QB「それの肯定を以って、僕は君たちを願いの為に命を捨てても構わない少女と認識し、魔法少女の契約を行ったというわけさ」
さやか「あの言葉…そういう……!」
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