431: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:10:52.40 ID:kg0hYR+Do
先ほどの私の話。当然嘘は何も言ってはいない。だが
私が意図的に伏せていたことがある。……私とまどかのことだ
隠すつもりはない。でも…この話は、まずまどかに聞いてもらいたい。そう思い、さっきは話さなかった
432: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:11:36.76 ID:kg0hYR+Do
ほむら「……まどか。あなたを守ること」
まどか「え……?」
ほむら「……これだけ言っても何のことだかわからないわよね。……最初から話すわ」
433: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:12:29.00 ID:kg0hYR+Do
ほむら「えぇ…マミ亡き後、あなたはたったひとりでワルプルギスの夜に立ち向かって行った。そして……」
ほむら「……あなたも、死んでしまった……」
まどか「……」
434: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:13:24.79 ID:kg0hYR+Do
ほむら「それから何度かやり直して…私とあなた、2人で何とかワルプルギスの夜を倒せたの。……だけど、お互いソウルジェムはもう限界だった」
ほむら「さっき説明した今とは違う魔法少女の世界だから…グリーフシードがなければ魔女化を待つのみ。でも……」
ほむら「私はあなたに助けられた。最後のひとつで、私のソウルジェムを浄化してくれたの……」
435: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:13:51.77 ID:kg0hYR+Do
残りの話の間も、まどかは1度も顔を上げてくれなかった
俯いてしまっているので、まどかの表情はわからない。だが、きっと泣いているのだろう
話の途中から、まどかの嗚咽が漏れ聞こえていた
436: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:14:21.44 ID:kg0hYR+Do
まどか「だけど…わたし、自分が許せないよ……」
まどか「わたし、ほむらちゃんと、友達…だったのに……」
まどか「ほむらちゃんのこと…忘れてたなんて……!」
437: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:14:57.69 ID:kg0hYR+Do
ほむら「それに…ひとつ前の時間のあなたにも頼まれたの」
ほむら「さやか、マミ、杏子…みんなを助けてあげて、と……」
まどか「そんな大変なこと頼んじゃうなんて…わたし……」
438: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:15:24.31 ID:kg0hYR+Do
ほむら「私が…私が1番守りたいのは…まどか、あなたなの……!」
ほむら「あなたのことが…何よりも大切で…どんな犠牲を払ってでも守りたいの……!」
まどか「ほむらちゃん……」
439: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:16:44.29 ID:kg0hYR+Do
まどか「……ほむらちゃん、みんなを守るのに…手を抜いてたりする?」
ほむら「……そんなことないわ」
まどか「それなら大丈夫だよ。ほむらちゃんは…わたしのことも、みんなのことも、全力で守ろうとしてくれてる」
440: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:17:41.34 ID:kg0hYR+Do
そう言ってまどかは私の胸に顔を埋めた。そう言えば、いつの間にかまどかも私のことを抱きしめていた
まどかに抱きしめられているせいか、鼓動が速くなる
お互いに抱きしめあって密着しているのだ。きっと、まどかに気づかれているだろう
441: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2013/12/06(金) 23:18:38.59 ID:kg0hYR+Do
お互いに相手を気遣う言葉の投げ合いになってしまったので強制的に切り上げる
強制終了したせいで会話が途切れてしまった
何を話したものかと考えていると、先にまどかが口を開いた
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