31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/11/29(金) 18:03:54.44 ID:pajolUEK0
クラッ バタンッ
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男「……」パチッ
目を開けると先程同様、自分の部屋の天井が目に入った。
体をお越し周りを見回しても先程までスマホ片手に寝ていた状態と変わりない。
だが数か所違う点があった。
男「スマホ…がない」
男「時計が…」
秒針の代わりに長針がスーー、と回転している。
男「……」
ドタドタドタ、と階段を上り、廊下を小走りで走り回る音がこだましている。
音は男の部屋の前に来ると同時にぴたりと止まった。
代わりに息を荒げた音が壁越しに伝わってくる。
この呼吸の仕方は疲れとも違う。聞こえてくる呼吸から伝わるのは…焦り、戸惑い。
呼吸に混じり聞こえてくるのは何やらつぶやく女性の声……母の声だ。
男「……母さん?」
がたっ、と床を踏み込む音がなり、呼吸の音は徐々に引いていった。
コンコン、ドアが叩かれ返事をする間もなく母さんが入ってきた。
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