過去ログ - 八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
1- 20
266: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:03:45.20 ID:VYkPr11so


「でも、『つもり』はあくまで『つもり』だ。実際はどうだ。俺はお前と袂を分かち、由比ヶ浜
は由比ヶ浜で会長に立候補しようとした。お前の考えてやって来たことは全て水泡に帰したぞ」

以下略



267: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:06:26.78 ID:VYkPr11so


「雪ノ下、さっき喫茶店でこう言っていたよな。『由比ヶ浜の真意を未だに計り兼ねている』と。
俺が去った後も、お前の傍でずっと支えてくれると思っていた由比ヶ浜まで立候補すると言い出した。
そのことを言っているんだよな?」
以下略



268: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:07:39.09 ID:VYkPr11so


「俺も正直、由比ヶ浜の考えていることはさっぱりわからん。仮にあいつが生徒会長になったところで
お前と首を据えかえただけで何も状況は変わらない。むしろ、あいつの実務能力を考えるとかえって不安だ」

以下略



269: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:08:42.48 ID:VYkPr11so


「それに、俺が一色をその気にさせなければ、結局のところお前が当選していただろう。
そうなれば、由比ヶ浜はただ徒にお前との間にひびを入れただけの徒労に終わっていただろう。
だから、はっきり言って由比ヶ浜が何を考えているのか俺にはさっぱりわからない」
以下略



270: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:10:27.53 ID:VYkPr11so


「つ、都合のいいことを言わないでよ!」

 雪ノ下は残された最後の力を振り絞るように抗議した。
以下略



271: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:12:00.09 ID:VYkPr11so


「!……」

 くそっ!
以下略



272: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:12:44.87 ID:VYkPr11so


「比企谷くん……。あなたは『奉仕部を守りたい』と言った。でも、違う。あなたは、一体何を一番守り
たかったのかしら。いいえ、違うわね、一体誰のことを一番守りたかったのかしら……」

以下略



273: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:14:32.97 ID:VYkPr11so


 それだけではない。

 この問いに向き合えば向き合うほど、何度も繰り返し同じ解が導き出される。
以下略



274: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:15:41.14 ID:VYkPr11so


「さっきあなたは、由比ヶ浜さんが立候補したところで、私が勝つと言ったわね……」

 雪ノ下はいったん言葉を区切った。
以下略



275: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:16:45.49 ID:VYkPr11so


「違う!! そんなんじゃねー!!」

 つい、ムキになって興奮してしまった。
以下略



276: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/05(木) 23:17:24.86 ID:VYkPr11so
こんなところで
ではまた明日


656Res/246.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice