過去ログ - 八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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480: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/13(金) 23:59:56.83 ID:gvhQcomio


「そうね。こうしてふたりで静かに海も見られたことだし満足したわ。戻りましょう」

 雪ノ下は素直に応じるとくるりと反転した。
 この気まぐれなお姫様の聞き分けの良さにホッと安堵する。

 実は俺は既に寒さの限界を感じていた。
 砂浜を歩いているうちに俺の短靴には砂に混じって雪が入り込んでいた。
 その雪は靴の中で溶けて靴下が気持ち悪いくらいまとわりついてる。

 しかも、濡れた靴下がまた冷たい。
 そういうわけで、足元から底冷えする寒さが全身に伝わってきている。

 しかし、雪ノ下の掌からしっかりと温もり受け取っていた俺の右手だけは体温を奪われるこ
とはなかった。


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