過去ログ - 八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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502: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/16(月) 00:06:02.27 ID:txh3iiS8o


 ふと、終業式の晩に見た異形の月のことを思い出す。
 満月を過ぎたばかりのあの日、右半分が徐々に闇に蝕まれ始めていたあの下弦の月の姿だ。
 欠けた部分を隠し、あたかも満月としての威容を誇ろうとして煌々と輝いていたあの月。
 それはとても醜悪でおぞましいものに見えた。
 奇しくもあの日出会った雪ノ下陽乃の歪な人格そのもののようだった。

 俺はあの日、悪意に満ちた雪ノ下陽乃に対して敵意を剥き出しにした。
 このまま引き下がる雪ノ下陽乃ではない。

 生徒会役員選挙では雪ノ下雪乃のことを守りたい一心で動いた俺だが、この先雪ノ下陽乃の
悪意から彼女のことを守ることができるのであろうか。
 そんな不安が心の中に芽生えてきたのであった。


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