過去ログ - 八幡「そして冬休みになった……」 雪乃「……」
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526: ◆GULJi96aoSzS[sage saga]
2013/12/17(火) 00:42:25.33 ID:UihK7ZRgo
>>523修正版


「文実の時、その誰かさんが馬鹿な委員長を迷走させてくれたおかげで色々と皺寄せを受けたのはこの俺
なんですけどねー」

「へー。でも比企谷くんも文実のメンバーなんだから副実行委員長を支えるのも当然の仕事だよねー」

 そんな問いはとっくに織り込み済みとも言わんばかりにさっきにもまして余裕満点で答えてくる。

 こっちこそそんなのは想定内だ。
 まずは俺の話に乗せるのが狙いだ。
 そうすることで雪ノ下に直接刃が向けられることはない。
 攻撃の矛先は俺に向き続けることになる。
 だから、どれだけ俺に注意を引きつけられるかが勝負だ。

 残念ながら俺がこの歪な人格形成がなされている化け物相手に立ち振る舞うのはこれくらいが限度だ。
 持久戦の中で相手の綻びを瞬時に見つけそこに付け入ることしかできない。
 そのためには雪ノ下陽乃の苛立ちを募らせるしかない。


 もう自分自身を傷つけるやり方 ── 雪ノ下雪乃が嫌うこのやり方は二度と使うまいと固く決心したはずなのに、
こんな手段しか持ち得ていない自分が嫌になる。

 しかし、一体ほかにどんな方法があるというんだ。




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