過去ログ - 委員長「手伝ってもらえますか?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/26(火) 21:55:39.67 ID:+GmlHDph0
優等生「……」

委員長「……?」

優等生「手伝うって、なにを?」
委員長「この荷物、運ぶのを」

優等生「……他の子に頼めば」

委員長「でも」

優等生「私、勉強で忙しいの」

委員長「そうですか……邪魔してしまってごめんなさい」

優等生「……」

私は、教科書に落としていた視線をはじめて上に向けた。ちょうど委員長が私に背を向けたところだった。委員長の手には高く積まれたノートがあって、今にも崩れそう。私はそれでも動くつもりはなかった。

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 21:58:24.83 ID:+GmlHDph0
人と関わることが嫌いだった。
嫌いだし、特に女同士の関係はあまりに面倒くさい。つねに二人以上でいなければなにもできない。一人でいることを良しとしない、バカばかり。
そんな彼女たちと関わるくらいならば、数式や英単語と向き合っているほうがずっとマシだ。

私は軽くメガネを押し上げる。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 21:59:53.63 ID:+GmlHDph0
しかし、委員長はその日から、幾度となく私に手伝いを頼んで来るようになった。

優等生「……」

委員長「この書類、とても大事なんです」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/11/26(火) 22:01:19.37 ID:+GmlHDph0
委員長「あの……」

優等生「もういいでしょう。いつも言うけど、あなたを手伝う気はないしそんな義理もないから」

手伝ったところでなにを得るでもない。だいたい、委員長は基本的に一人でなんでもやってしまうのだ。そうでなくても、彼女には他にも頼れる人間は大勢いるのに。
以下略



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