4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/27(水) 00:04:11.53 ID:3jy2xfyx0
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今日の憂は朝からちょっとおかしかった。
ぼんやりし過ぎて直と菫に心配されるほどだ。
本人は寝不足で、なんて下手な言い訳をしてたけど何となく要因はわかっている。
ただどうすればいいのかわからなくて、解決策を考えているうちに下校時間となってしまった。
帰り道、小さな雨の降る中、傘をさして隣りを歩く憂は相変わらずうわの空だ。
先ほど部室を出る間際の純とのやり取りを思い出す。
純『ちょっと梓、あんた憂どうにかしなさいよ』
梓『や、どうにかしなさいって言われても』
純『原因に心あたりは無いの?』
梓『まあ、一応あるけど…』
純『じゃ、多分それで間違いないって』
梓『な!っていうか、純も手伝ってよ』
純『残念ながら今日は家の用があるんだよねー。だいいち部員のケアは部長の仕事でしょ』
梓『…むむ』
純『それに、梓の方が憂の気持ちわかるんじゃない?』
梓『そんなの、わかんないよ…』
純『まあまあ。とりあえず任せた!』
そう言うとポンポンと頭を軽くたたかれた。
純にうまく言いくるめられたような気もするんだけど、どうにかしてあげたいのは本当だ。
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