6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/27(水) 00:05:27.96 ID:3jy2xfyx0
梓「ねぇ、憂。…明日のこと考えてるの?」
憂「へっ」
梓「誕生日だもんね、唯先輩の」
憂「……梓ちゃんにはお見通しかぁ」
と、力なく憂は笑った。
憂「毎年どんなケーキにしようか考えてたから今年は手持ち無沙汰だなーって」
梓「…ふぅん」
そりゃ 、生まれた時から十何年もそばで祝ってきた相手が居ないんだから寂しいと思ってしまうのは仕方ない。
ましてこの姉妹ならなおさらだ。
でもだからといって元気のない憂を見てるのは面白くなかった。
大好きなお姉ちゃんの誕生日だというのにゆーうつだなんて、こんなおかしな話はない。
梓「憂、明日部活でケーキ食べたい。ホールで」
憂「えっ?」
梓「き、今日ウチ親いないし、私も憂の家に泊まって作るの手伝うから!」
憂「あ、梓ちゃん?」
お菓子を作るのに憂に手伝いなんかいらないことくらいわかってる。
私が居たってむしろ足手まといだ。
でもとっさに思いついたのはただのわがままみたいな提案だった。
憂「…じゃあ、お言葉に甘えて猫の手を貸してもらおうかな」
なのにそんな私の突然な申し出に憂はにっこり笑って応じてくれた。
その笑顔が見れたことに免じて、少しひっかかる台詞も今は流しておこう。
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