9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/11/27(水) 00:11:59.68 ID:3jy2xfyx0
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憂「あ、和ちゃん?ごめんね、遅くなって。うん、まだお姉ちゃん起きてるよ。じゃ、よろしくね。…うん?わかった、おやすみなさーい」
お姉ちゃんに電話をかけ終わったよと和ちゃんに報告。
そうすれば電話が被ること無いよね、との梓ちゃんの案を受けて和ちゃんと事前に示し合わせていたのだ。
梓「和先輩に連絡終わった?」
憂「うん。梓ちゃんにもよろしくって」
そう、といいながら梓ちゃんは窓から外を眺めていた。
憂「梓ちゃん、今日は、その、ありがとう」
梓「…別に、ケーキが食べたかっただけだよ。ついでに唯先輩におめでとうも言えたし、御礼をいわれる筋合いはないって」
憂「それでも、だよ。でね、えっと、また猫さんの手…借りてもいい?」
梓「もちろん」
そう言うと梓ちゃんは隣りに並んだ私の手をとってくれた。
素直じゃない梓ちゃんは、このお泊りをあくまで自分の都合だと言う。
でも手から伝わるぬくもりはすごく優しくて、朝から憂鬱だった気分も溶かしてくれた。
われながら現金だなあと思いつつも頬が自然と緩む。
梓「今日は朝からずっと雨だったね」
憂「だね。お姉ちゃんは雨が演奏してるって言ってたよ」
梓「演奏…雨音がって事かな?」
憂「多分、そうだと思う」
梓「なるほど。唯先輩らしいね」
憂「えへへ」
梓「なんで憂が照れるの」
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