過去ログ - 女騎士「おばあちゃんが言っていた。世界はこの私を中心に回ってる」
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ゴミクズ
◆nJFtHmO8u2
[saga]
2013/11/30(土) 17:02:55.62 ID:qoYto021o
朱天「……で、どうするね。ぬしが殺生石をメリフェラで起動したのは、あの大将にも知らせてないんじゃろ?」
九尾狐「あ、忘れておった。これはうっかり」
朱天「わざわざあの小童に、我々松山が本気である事を錯誤させる為だけに……何も、ぬしが表に出る事はなかったのでは?」
九尾狐「んまあ、こうして魔王軍……『ゆうしゃさま』に戦の動機を与える事には成功したのだ。聊か疲れたがな」
朱天「エルフの大将の胃に、またえらい大穴が空くのう。楽しみだのう、白面九尾清明……いいや、ダキニよ」
ダキニ「案を出したのは妾ではなく、汝ではないか。さすがに鬼はえげつないな」
朱天「稲荷の元締めにそう言われるとは、京のあやかし冥利に尽きるでな。わざわざ幕府を謀る為だけに、稲荷の子孫を演ずるとは……
そちらの方がよほど悪辣に見えるでな。あいや天晴、秩序と中庸への憎悪は我らを遥かに凌いでおるのう」
ダキニ「仮初の秩序と中庸が何をもたらす? 幕府の成立なんぞ、皇国の人間の精神の遅滞を招いただけではないか。
今ではどうかな? 女が国産みの役から背を向け、国政に土足で踏み入り……男は惰眠の中で無為なる肉欲に溺れておる。
少なくとも、妾は秩序と中庸とやらの中で、意義ある繁栄とやらは目にしておらん。新たな怠惰を得る為のクビキを引いただけだな」
朱天「さすが、古参の老害はよくわかっておられる。それでこそじゃて……」
ダキニ「口の減らん鬼だ。汝はただ戦場を求めてうろついているだけだろうに」
朱天「御前はお国の輝かしき未来の為に、この辺鄙なくそ田舎までいらっしゃったと?」
ダキニ「言うようになったな、小娘。ああそうよ、その通り。妾ほど皇国を憂いておるものは帝をのぞいて他におるまい。
秩序と中庸は、ヒトの心の哲学足りえぬ。我ら百鬼が、原初の混沌でヒトを導かねばならぬのだよ」
朱天「排泄物が食物に転ずるほどの混沌……か。文字通りクソを食って生き長らえておる大陸人を見習えと?」
ダキニ「死んだ魚の目で渡来するものを受け入れ続ける幕府の蛆どもよりかは滾っておるわ。
そもそも、妾の出自を忘れたか? 妾はもともと、大陸で信仰を集めていたのだぞ」
チバラキ「過去の栄光ー!」「昔取ったキネヅカー!」「おれっち昔はワルかったんだよねー!!」
大嶽「殺されますわよチバラキ」
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