過去ログ - 女騎士「おばあちゃんが言っていた。世界はこの私を中心に回ってる」
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387:ゴミクズ ◆nJFtHmO8u2[saga]
2013/12/02(月) 16:40:18.72 ID:3XdU72Gio
秘書「ひえ……ひええええ」

エルフ騎兵「あ、デブ……いえ、ぽっちゃり秘書殿。重役出勤ですか」

エルフ近衛兵「大将がいたら養豚場のブタを見る目でニラまれるところでしたね」

秘書「だ、だってだって……こんな史上類を見ない大虐殺に加担ささささせられるなんて……」

エルフ騎兵「史上をもうちょっとさかのぼれば、いくらでもこれ以上の虐殺はあるだろうけどなぁ」

エルフ近衛兵「オレの傭兵だったじいさん、旧魔王軍のムラやマチをいくつ燃やしてどれだけ女を犯したか嬉々として語ってたからな」

秘書「野蛮っ! こわいっ!!」

エルフ近衛兵「当時としたら、れっきとした『魔物退治』だったわけじゃないですか。美徳ってのは歴史とともに変わるもんですよー」

秘書「……やっぱりエルフさんとこで働くのは無理があります……おうち帰りたい……」

エルフ騎兵「おうち帰ったって、どうせ親のスネかじってぷくぷく肥え太るだけじゃないですかー」

エルフ近衛兵「どんな倫理が正しいのかわかりゃしませんが……あの大将の下ほど働きやすい職場はないですよー?」

秘書「うそでしょ!?」

エルフ騎兵「近衛だけじゃなくて、オレ達みたいな末端の兵の名前まで覚えててくれるしー」

エルフ近衛兵「充実した福利厚生に軍属時の税率緩和……まあ、軍国主義傾倒と捉えられてる面もありますが。
それでいて金払いはいいですし……基本的にアルヴライヒ連邦は武装中立を貫いています、仕事はちゃんとしなきゃいけませんが」

エルフ騎兵「外国人部隊の設立は、教皇領のハト派では賛否分かれているみたいですけど。
でもまあ、トップが形態で雇用の差別をしないってのは大きいですよ。味方も増えますし、何より戦術規模での作戦行動が柔軟になる」

秘書「(まさかの上司にしたい人材ナンバーワンだった)」

エルフ近衛兵「どうです、このまま外務省から軍部の広報担当にでも」

秘書「うーん……大将イケメンだし、お給料いいし……でも、でもなぁ……
あの怖いブロンド美人さんのお財布ってのが心配なんですよねぇ……」

エルフ騎兵「大丈夫大丈夫、カネなんてウチの銀行に預金するアホ富豪から利息ふんだくればいいんですから」

エルフ近衛兵「副業の銃器製造も、帝国や北西に次いでずいぶん軌道に乗ってきましたしねー。
なかなか贅沢というのは個人レベルではしないもので、国庫は昔に比べて潤ってるくらいですよ、はっはっは」

秘書「(あーこれ知ってるー、死の商人ってやつだー)」


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