過去ログ - 【魔法少女まどか☆マギカ】 神の子の物語
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/28(木) 22:58:22.31 ID:XGcLYe//0



その日の夜。


月が見滝原市に浮かぶ。


静まり返った深夜の道端に、風がふく。

街灯が立ち並ぶ公園の通路。仄かなガスランプの街灯。


その公園に、天井つきのベンチがあった。

ベンチは円形で、ベンチに座る人同士が、向き合う形をしている。

周囲はトレリスが囲い、植物と花が絡みついて、ベンチを籠のように包んでいた。



「それで、まどかの記憶も操ってるわけ」

と、声を発したのは、ベンチで座る、美樹さやか。青い髪に青い瞳の少女。


対面するベンチに腰掛け、優雅に、余裕そうに足をのばし、絡ませ、不適な微笑みを浮かべているのは、
暁美ほむら。


唇は潤っていて、ピンク色。ふっと、妖しく笑う。


美樹さやかに対して。


「操っている?人聞きの悪いこと言うわ。私は、鹿目まどかに鹿目まどからしくあってほしいだけ」


美樹さやかが、苦い顔をする。


トレリスが囲う円形ベンチに座った2人は、こうして、暗い深夜に、密やかに語り合う。


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