過去ログ - 【魔法少女まどか☆マギカ】 神の子の物語
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30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/28(木) 23:05:47.54 ID:XGcLYe//0
「それでか…私も仁美も、小学校のまどかを思い出せないのは……。まどかには、かわいそうなこと、
しちゃったな…。傷つけちゃったかな…。いまごろ、家で泣いたりしてないかな…。まどかがかわいそうだよ、
ほんと…。」



「あなたには何もわかっていないのよ。あなた如きが、あの子の気持ちをわかったつもりにならないで!」

ほむらは怒りをみせた。

口調が荒々しくなる。

「一人ぼっちになって、この世界の一切から絶たれる気持ちが分かる?私には分からない。けれど、まどかは
言ったの。それはすごくつらくて、さみしいことって…。わたしは引き止めるべきだった。円環の理に
成り果てるべきでなかった。だから私は……!」


「まどかを裂いた?」

さやかが続ける。


「…」

ほむらはベンチから立ち上がり、そして、さやかを見下しながら、頷いた。


「何もかもあの子のためよ」

冷たい紫の瞳が、さやかを睨む。

「これ以上、まどかを悲しませることは、誰にもさせない」


「あんた、本気だね…」

さやかは言った。

悪魔に睨まれながら。「あんたってさあ、まどかのことを話すときはいつだったて、本気なんだね…」


「当然でしょう」

ほむらはベンチをあとにした。

公園に建った円形ベンチから歩き去る。


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