24: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 03:18:42.53 ID:wEs44zmDO
「うん。さすがは一夏だ」
「でもこの間の無人機の襲撃では思うように動けなかったって言ってた。一夏今すごく辛いと思う」
あの時、私はシャルロットとのコンビで何とか無人機を破壊した。だが一夏は激しい戦闘でエネルギー切れを起こしてしまったのだ。
「……嫁は一本気なところがあるからな」
「誰も言わないけど、織斑先生と自分を比べてるんじゃないかな。実力をつけたいからこそ、今は特訓頑張ってるんだよ」
ISに乗れる男性ゆえの注目と重圧。優れた姉への劣等感。そして守りたい仲間への思いと、度重なる襲撃に晒される過酷な現実──。
「一夏は、優しいからね」
そう言って微笑むシャルロットの表情に、僅かに悲しいものが見えた。
「ISとだけではなく、目に見えないたくさんの物と一夏は戦っていたんだな……」
それなのに、私は──。
「うっ……ひぐっ……」
なぜだろう。急に胸いっぱいに広がった熱いものが溢れ出てきた。
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