過去ログ - ラウラ「いちごぱんつ!?」
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26: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2013/11/30(土) 17:01:41.92 ID:wEs44zmDO
 それから私はシャルロットと相談の上、綿密な計画を練り上げた。
 一夏のためにという思いと、一夏と同じ時間を過ごしたいという欲求を最大限に近付けた、完璧な独仏合同作戦。それは。

 ──特訓後の一夏にお茶とお茶菓子を差し入れする。

 ……うーむ、時間をかけて立案したのに、まとめるとごく短くなってしまった。しかしちゃんと考えたのだぞ!
 特訓を終えた後の一夏は体力を消耗している。汗をかけば喉も渇く。しかし疲れているから、茶室に誘ってもいつも来てくれない。

「なら逆に考えたら? 茶室の方から一夏のところへ行くの」

「組み立て式の茶室か?」

「じゃなくて。ラウラがお茶を淹れて持っていくんだよ」

 シャルロットの素晴らしい逆転の発想で、計画の骨組みは決まった。お茶を水筒に入れて持っていけばいいのだ。
 さて次は茶菓子だ。

「お茶菓子ねぇ……茶道部ではどんなの使ってるの?」

「饅頭とかきんつばといったごく普通の和菓子だな」

「普通だね」

 大体が購買部で仕入れるので変わったものはない。

「ああ、この間出た芋ようかんというのは旨かったな。甘くて食べ応えがあった」


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