過去ログ - 十神「俺が導いてやる」舞園「……」
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51: ◆8TuyeGHSTQ[saga]
2013/11/30(土) 13:33:00.19 ID:3jEycS+2o
ここには長く居すぎた。
今は深夜と呼ぶべき時間であり、そう誰かが訪れることもないとは思うが念には念だ。
早々に退散しなくては。
素早く、しかしなるべく音を立てないようにしながら、その穴に鍵を差し込み、回す。
十神「……!」
回す……ことができなかった。
一度鍵を引き抜き、その金属をじっくりと眺める。
心なしか曲がっている、ような気がする。
十神「……」
つまり、この鍵は壊れているのだ。
ゴミ箱へ捨てられていたこともこれで納得できる。
どうする、このまま死体が露呈する前に全員殺っておくか?
いや、死体が露呈したとしても、それほど厄介な事態にはならないだろう。
同じ展開の繰り返しに、少し飽きてきたところであったし、何しろ俺は完璧な人間なのだ。
どんな展開にでも対応できてこそ、超高校級だ。
十神「フン、面白いじゃないか」
明日には何が待っているのか。
その答えは決まっている。
俺の勝利。
それだけは絶対に変わることがない、という確信があった。
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