過去ログ - 一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ」
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110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/10(火) 22:39:55.26 ID:3DaVbgaDO


「具体的にはどういうことをするんですか?」

「先に謝っておくわ。ごめんなさい御坂さん」

「すでに御坂さんのクローン『妹達』は20人生み出されているの。これはこの作戦における必要最低限の数よ。
 一方通行は彼女たちと戦い、傍目には殺したように見せかけて、実際には無傷のまま倒して欲しいの。出来るかしら?」

「問題ねェ。俺を誰だと思ってやがる。だが……」

チラリと美琴を見る。俯いていて表情は見えない。

「……それが、この実験を平和に解決できる方法なんですよね」

俯いたまま御坂が声を出す。

「御坂さんには辛い思いをさせて申し訳なく思っているわ。でも私たちにはこの方法しか思いつかないの」

「わかりました」

顔を上げて答える。その目はしっかりと前を向いていた。

「芳川さんを信じます」


「私がこんなこと言うのも何だけど、妹達の処遇に関しては安心してちょうだい
 これ以上生み出されないように天井博士が妹達関連の全てをこの研究所で行うよう手配してくれたし、
 急激な成長を施してるから寿命が短くなっているけれど、実験終了後に調整をすれば問題ないわ。
 腕のいいお医者様のアテもあるし」

天井にとっては自らが持つクローン技術の流出防止と自分の利益確保のための妹達独占であったのだが

「天井くン……俺はオマエのこと誤解してたみてェだな」

「ま、まあな」

とてもそんなこと言える状況ではなかった。


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