過去ログ - 一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
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2013/11/29(金) 13:02:21.53 ID:+WA1l0Wb0
「あっ……すみませんでした。事情も聞かずに先走ってしまいました」
「よろしィ」
「ここは私が奢りますんで何か頼んで下さい」
そこまで下手に出られても困る。
しかし、断る間もなくウエイトレスを呼ばれてしまう。
「ご注文はお決まりですか?」
「コーヒー。ホットで」
メニューを見なくても注文は決まっていた。
「じゃあ私は……本日のケーキセット、アイスミルクティーで」
少々お待ち下さいませ、とお決まりの言葉を残してウエイトレスは戻って行った。
注文が来るまで気まずい時間を覚悟していた一方通行だったが
「でもさ、能力の弊害でそんなんなるってもしかして凄い能力者なの?」
「敬語が無くなってンぞ」
別に言葉遣いを気にしているわけでは無い。むしろ敬語がない方が気楽だ。
能力の話をしたくなかったため、話を逸らそうとしたのだ。
自分の正体を知った目の前の少女に、怯えた目を向けられるのが嫌だった。
「ここ奢るんだからそれでチャラよ。それで、どんな能力なの?」
しかし、少女はそんなことはお構いなしに質問を続ける。
誤魔化しても良かったが、正直に話してみることにした。
自分の外見に偏見を持たずに接してくれた相手だ。信じる価値はあるだろう。
怯えられたとしても、いつものことだと諦めればいいだけだ。
「なら自己紹介してやる。俺は超能力者序列第一位、一方通行だ」
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