過去ログ - 一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/29(金) 13:20:13.01 ID:+WA1l0Wb0



なんだかんだでバス停につく。次のバスまで5分ほど。

「じゃあ少し練習しましょうか」

「はァ? 練習って何の練習すンだよ」

「恋人っぽく振る舞う練習よ。第一位のアンタなら楽勝だろうけどさ」

「おォ、当たり前だ! やってやろォじゃねェか!」

「じゃあなんか恋人っぽいこと言ってみてよ。私も合わせるからさ」

この時、学園都市最高の頭脳がフル回転する。

(俺には恋人はおろか友達すらいねェ。だが)

彼の頭脳には確かに『恋人同士のやり取り』があった。
それは街中で見た、書物に描かれていた、あるいは今ではほとんど見ない、テレビの中で行われていた行動。

(そォいや今日行った公園にもそンなのがいたな)

反射を切る。そんな事に使う演算領域の余裕は無かった。
二万通りのシチュエーションで二万通りの愛の言葉をシミュレートする。
僅か数秒。一方通行の能力の本質が目覚める。
観測した現象から逆算して、限りなく本物に近い推論を導き出す。
そして……

「愛してるぜ美琴…」

「いきなり何言ってんのよ」

「 」

「あ、バスが来たわね」

「 」

「乗るわよ。何固まってんのよ」

「オ、オマ……オマエェェェェェェェェェ!!!!!!」






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