過去ログ - 一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ」
1- 20
40: ◆xx84KVz/EI
2013/11/30(土) 01:31:24.68 ID:cCjeP+QDO



「……なによ、ぶつことないじゃない」

バスに乗り込んだ2人は、ガラガラの車内の一番後ろの席に左右に別れて座っていた。
美琴の頭にはベクトルチョップによるタンコブが出来ていた。

「下らねェ真似するからだ」

「ごめんごめん、噂で聞いてた第一位とあまりにもギャップがあったから」

「噂だァ?」

「そ。本人の耳には入ってないのかな?」

「ある程度は、な」

「簡単にまとめるとね、学園都市第一位はボロボロの廃墟に住んでて、まともに会話出来ないほどの人格破綻者で、
 触る物みな傷付けるような人間の皮を被ったバケモノで、人肉を好んで食べるんだって」

「ハッ、下らねェ」

半分以上事実であるため否定できない。

(さすがに会話出来ねェほど人格破綻はしてねェ……よな? 人肉も食わねェし……)

だが、美琴は彼の強がりを好意的に間違えて受け取ったらしく

「ホント、下らないわ。確かに目つきは悪いしパッと見アレだけど……」

「おィ」

「話してみたら理知的だし、ユーモアもあるし、コーヒー好きだし、全然いい人じゃない」

「……」

答えられない。こんな事言われのは生まれて初めてだった。
ずっと化物だと言われながら育ってきたし、自分もそう思っていた。
たった一人の少女による否定の言葉が一方通行を支配する。
だが……


「アンタ友達いないでしょ」

「おィィィィーーー!!」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
154Res/80.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice