過去ログ - 一方通行「愛してるぜ美琴…」美琴「いきなり何言ってんのよ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/11/29(金) 12:55:15.34 ID:+WA1l0Wb0

「お姉様の優しさは存じ上げております。ですがあまり他人の事情に首を突っ込みすぎるのはいかがなものかと思いますわ」

「あー、そうねわかったわよ」

黒子の言うことはもっともだ。だが、困ってる人を見て放っておくことなど出来ない。
さっきの人は困っていたのだろうか?やはり余計なお世話だったのか……
思考の海に落ちかけたその時、無機質な電子音が耳に飛び込んできた。

「お姉様、ちょっと失礼……って、初春ですの?」

「ちゃんと出なさいよ? 風紀委員の仕事かもしれないし」

「わかっておりますわよ……もしもし初春ですの? よくもわたくしとお姉様の蜜月の時を邪魔してくれましたわね!?」

私も知ってる相手からの電話といえ、盗み聞きするようなことはしたくない。
黒子から離れて自販機の前に立つ。
ジュースを飲もうと思ったがさすがに黒子の前で蹴るのは抵抗がある……ってヤシの実サイダー売り切れかぁ。
どうしようか思案していると、電話を終えた黒子がこちらに近づいてきた。

「初春さん、何だって?」

「風紀委員のヘルプ要請ですの。せっかくお姉様とデート中でしたのに」

「デートじゃないでしょ! ……何かあったの?」

「シケた万引き犯の追跡、及び捕獲ですの。わたくしの『空間移動』ならなんてことない相手ですわ」

「私も手伝おうか?」

「何度も言いますけど、お姉様がいくら超能力者でも一般人であることに変わりはございませんの。
それでは、わたくしはサッサと事件を片付けて参りますので、お姉様も寮へお帰り下さいませ」

それだけ言うと、黒子はその場から消えた。空間移動だ。
一人でいてもしょうがない、私も大人しく寮に帰ることにする。



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