過去ログ - ほむら「私がまどかのこと嫌うはずないのに……」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/11/29(金) 23:48:38.16 ID:9OHtl6Nio
「この仮説なら筋が通るんだ。死んでしまった誰かを助けようという祈りは時間操作の魔術を発現させることが多い。

おかしいと思ったんだよ。弓を武器とする君から時間操作の才能が感じられるなんてね。

だけど世界が書き換えられる以前の君がその魔術を身につけていたというのなら納得がいく。

そして君は時間操作を駆使して、同じ時間を繰り返し、鹿目まどかの命を助けるために身を粉にした。

けれどその結果、鹿目まどかに異なる時間軸の因果が集中してしまい、ついには世界のルールを書き換えるに足る魔翌力を彼女は手に入れてしまったというわけだ。

それで君の身を案じた彼女は、君ごと魔法少女を救うために救済の祈りで魔法少女になった」

「と、僕の仮説はこんなところだね。どうかな、少しは事実に即した部分があるといいんだけど」

 ……ほとんど私の記憶と同じような推測を立てている。これがインキュベイターの洞察力だというのだろうか。

「どうかしら。もう大分昔のことだから、忘れてしまったわ。お役にたてなくて申し訳ないわね」

 今の世界では、彼らと対立関係になくて良かったと、心から思う。

 もっとも彼らにとっては魔女のいた世界でも私たちと対立していたというつもりはないのだろうけれど。

 きっと「解釈の違い」というに違いない。

「ふぅん。君の記憶も大部分が色あせてしまったというわけか。まあ無理もない。人間の記憶というものは僕たちと違ってあやふやなものらしいからね」


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