過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「清々しい青空を抱く羽」【仮面ライダークウガ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「清々しい青空を抱く羽」【仮面ライダークウガ】

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291: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:33:44.16 ID:u0kezME6o
未確認生命体B群1号、ラ・バルバ・デ。

『ラ』と呼ばれる階級の者達の頂点であり、その力はグロンギの中でも五指に数えられるほどだ。

そも、グロンギには多くの階級が存在する。

以下略

292: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:36:15.81 ID:u0kezME6o
ブチン、と堪忍袋の緒が切れた。

忘れてはならない。彼は全ての異形を憎む異形アレルギー。

いまだに異形となった自分自身に吐き気をもよおす程の潔癖症。

以下略

293: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:39:14.76 ID:u0kezME6o
「ぐっ、ひゅ、どこ、から……！？」

「リントはダグバまで貧弱だねえ」

以下略

294: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:42:32.25 ID:u0kezME6o
「(やべえ、死――――！？)」

突如通り魔のように現れた、慣れ親しんだ死が近づく感覚。

以下略

295: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:45:41.03 ID:u0kezME6o
「ほう……相棒たるリントの戦士は知能派か、よく調べている」

「ガルメ、私は帰るが程々にしておけよ」

以下略

296: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:49:01.93 ID:u0kezME6o
一人を逃がす為の完璧なタイミングでの二者の行動に、ガルメはもともと希薄だった見せしめに冴を殺すという選択を捨てていた。

緑の身体を陽に晒し、白く染まった戦士を見据える。

以下略

297: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:51:59.58 ID:u0kezME6o
それでも、少年は前へと踏み込んだ。

かろうじて舌の結界の隙間をくぐり抜けるが、それが隙ではなくわざとであると気づいた時にはもう遅い。

あと二歩で殴れるという距離まで来た所で、ガルメは消失。

以下略

298: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:54:55.09 ID:u0kezME6o
「何が楽しくて、人殺しなんてしてんだよ」

「そんなに強い力持ってんなら、何人かは共存望む奴が居たって良いだろうがよ……」

「なんでお前らは、何が楽しくて、満場一致で殺人なんて嗜好してんだ……！？」

以下略

299: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 20:58:06.68 ID:u0kezME6o
「結局何かをする理由なんて、十人十色さ。リントだってそうなんだろう？」

「俺達の殺し方ややり口も同じ。縛りプレイ、好きな戦術、難易度調整と多種多様」

「お前らの言葉で言う効率厨？も居れば楽しむことが第一のやつも居る」

以下略

300: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 21:01:09.26 ID:u0kezME6o
それでも。

「なん、で」

以下略

301: ◆kSIaNcr49g[saga]
2013/12/10(火) 21:01:40.62 ID:u0kezME6o
朦朧としていく身体の意識と、膝をつくなと吠える精神の意識。

拮抗すらせず、意識は闇に沈んでいく。

以下略

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