232: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:24:39.51 ID:++eeepL+0
チンピラ「え……?」
店主「ちょっと待て……!?」
警部「おお、悪いな。躾が悪いドブ猫共を始末したときに忘れていったみたいだ」
233: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:25:17.58 ID:++eeepL+0
警部「ふざけるなよ……」
機械男「何が?」
警部「何がじゃねぇよ!!テメェの家族が殺されておいてそれは何だ!?犯人が目の前にいるんだぞ!!」
234: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:26:00.57 ID:++eeepL+0
機械男「いいんだよ、僕はキミのすべてを許せる。だからキミも何も気にする必要は無い」
機械男「たとえどれだけその手が血塗られていようと、何も……」
警部「マスター、勘定」
235: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:26:39.09 ID:++eeepL+0
チンピラ「……なんだったんだ?」
機械男「さぁね、彼も色々思う所があるんだよ」
店主「S・N……事情はよくわからねぇが……」
236: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:27:19.68 ID:++eeepL+0
店主「……」
機械男「マスター?」
店主「……S・N、依頼だ。それも緊急の」
237: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:28:14.69 ID:++eeepL+0
――――――
―――
―
警部「……来たか」
238: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:29:17.93 ID:++eeepL+0
機械男「さ、依頼を取り消して帰ってまた皆で飲もう……今日は僕が奢るよ」
警部「断る」
機械男「おんや?たまには奢らせてくれよ、不服だったかい?」
239: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:30:15.24 ID:++eeepL+0
機械男「……償いたいのならこれから僕と行動を共にしてくれればいい、それ以上は望まないよ」
警部「償いたいなどと言ってはいない!!裁きを受けたいんだ!お前の手で!!」
機械男「……」
240: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:31:07.80 ID:++eeepL+0
機械男(僕の初めの記憶……男がナイフを振りかざし、人を滅多刺しにするビジョン)
機械男(その男は……僕ではなかった)
機械男(男は笑いこちらを見る……その手に持った血染めのナイフで己を傷つけながら……)
241: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/11/30(土) 21:31:56.35 ID:++eeepL+0
警部「俺は悟ったよ……神はいるんだと。俺に死神を遣わせてくれたんだと……」
警部「お前が記憶を取り戻し、俺に伝えてきたときは心が澄み渡るような感覚がしたよ」
警部「俺を裁く権利がある奴がようやく現れたんだって思ったからな」
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