19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:45:06.08 ID:j4MC2eqco
『うん、なんか……上手く言えないんだけど、なんていうか、ほむらちゃん、すごいんだけど』
『いつ見ても、どこか、寂しそうで』
『声、かけてあげなきゃ、いけないかなって……』
一言一句、紡がれるたびに、私の胸は掻き毟られる。
そんな優しさを、かけてもらうつもりはないのに。
視界が明滅して揺れるけど、それは私のものではなく、世界そのものが揺らいだことによるものだった。
必死に耳元の宝石を握りこんで、その衝動を抑え込む。
息も荒い私をよそに、あの子たちの会話は、まだ続いている。
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