過去ログ - ほむら「想いの結晶」
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34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/01(日) 19:56:05.63 ID:j4MC2eqco

見上げた視線を下ろして合わせて、距離をそのまま詰めていく。
接触してしまいそうなほどに。
最初は意味の分からない体でいた彼女も、ようやく気付いたらしい。
困惑やら何やらが混ぜこぜになった表情で抵抗しようとするけど、私の使い魔たちがきっちりと押さえ込んでいる以上、無駄骨に終わるだけだ。
がっしりと頭の後ろに手を入れて、そんな儚い足掻きを断ち切らせて、唇を動かす。


「残念ね。こちらでも良ければ喜んでそうしたのだけど」


吐息がかかるどころか、相手の口腔へと入っていくほどにまで接近してやっと、名残惜しく頭の位置をずらす。
向かった先は首筋。
真っ白な肌に向かってキスを落とした。
そのまま、強く吸って疵を残す。
唇を離せば、そこには綺麗な黒百合が咲いていた。

これ見よがしに口の周りを舌で舐めながら、私の作ったそれと、彼女の顔を交互に眺める。
それはさしずめ、悪魔の口付けとでも呼ぶべきか。
まだ何をされたのか理解できていない彼女は、目をぱちくりと動かすだけ。



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