47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/02(月) 22:26:45.05 ID:GsNnYoHao
『ん、お前それどしたの。虫にでも刺された?』
『あ、そうだね……そんなとこ』
耳元から二人、佐倉杏子と美樹さやかの声が響く。
使い魔を通して見える、美樹さやかの首元には、私の与えたそれを隠すようにガーゼが貼られていた。
問い掛けた佐倉杏子は眠そうに一つあくびをして、興味をなくしたように洗面所に向かっていく。
対照的に美樹さやかは、ほっと胸を撫で下ろしていた。
首元のキスマーク、もとい口付けの跡など、さすがに見られたくはないだろう。
一夜が明けて、朝。
私はこうして、水面に投じた小石の行く末を見守るべく、観察に興じている。
その対象はと言えば、事態について行くのがやっと、といった所。
『で、結局、何なのコレ……』
『命懸けで戦うのも一杯一杯なのに、その上、悪魔だの、呪いだの……うあーもう!』
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